恐るべき北の工作活動!金正男氏毒殺事件で利用されたインドネシア人女性の運命は?

出典:正義の見方
金正恩の異母兄、金正男がマレーシアの空港で毒殺されたのは2月13日。
その事件の実行犯として逮捕された2人の女性。そのうちの1人、インドネシア人のシティ·アイシャ容疑者は、北朝鮮の工作員によって、わずか40日で暗殺犯に仕立て上げられたことがわかりました。
「アイシャ容疑者は、クアラルンプール郊外にあるホテルのスパで、パートタイムのマッサージ嬢として働いていました。
その一方、「Haven-4men』というマッサージ嬢の派遣サイトにも『ケリー』という名で登録していました。出張マッサージをしていて、ナイトクラブでもお客を探していたそうです」(現地記者)
アイシャ容疑者が、北朝鮮の工作員にリクルートされたのは1月5日です。
「午前3時、クアラルンプールの中心街にあるナイトクラブを出た後、マレーシア人のタクシー運転手がアイシャに声をかけた。元々、2人は顔見知りで、運転手が『新しい仕事をくれる人を紹介しようか』と言うと、アイシャは快諾したそうです」(現地記者)
結果、これが運命の分かれ目となりました。
午前10時、運転手から「ジェームズ」と名乗る北の工作員、リ·ジウを紹介されます。
ジェームズは「自分が関係しているお笑い番組に出演しないか」と話し、仕事を依頼。ギャラは1回400リンギット(約1万円)だったそうです。
毒殺事件を起こすまで、クアラルンプールの第一国際空港、第二国際空港、マンダリン·オリエンタル·ホテル等を中心に、計12回の撮影が行われました。
アイシャ容疑者の役割はいつも同じで、ターゲットとなった人物の顔に、毎回臭いの違う"何かの液体"を塗り付けて逃げることでした。
1月29日、アイシャ容疑者はジェームズに連れられ、「チャン」と名乗る男を紹介されます。
「この男は、工作員のホン·ソンハクとみられます。流暢なインドネシア語を話し、この日以降、チャンが撮影の指揮を執るようになりました」(現地記者)
そして事件が起きた2月13日。